4つの検査とは
常設プロジェクター施工時に発生する「現場調査、施工仕様決定、施工、安全検査」の工程において、第三者的立場かつ専門家として見地から各工程において検査を実施して学校の安全に寄与し、教育委員会様と施工者の間に存在する知識格差を解消するサービスです。ステップ1:現地調査の見える化
取付図面検査
施工者が現地調査を実施する前に作成する取付図面を提出させ、検討内容が十分であるかの検査を実施します。
1700教室以上で実績のある当社団の検査項目にて学校の竣工年度、壁の構造、黒板の種類、照明用具等の障害物等を考慮して施工図面が作成されているかを検査し施工者と正しい検査項目を合意します。
ステップ2:適切な取付方法の見える化
取付方法の確定
施工者の現地調査後に作成する各教室の施工図面を分析し安全面・品質面と60項目以上の内容を検査し正しい取付方法を教育委員会様に報告書を提出します。
施工者と当社団の推奨内容に相違がある際は、教育委員会様にて施工者に対して正しい施工方法を指示することが可能になり、手抜き工事等を未然に防ぎます。
【分析】
施工者が現地調査結果から導き出した施工図面を1700教室以上で取付検査を実施した経験を持つ複数の当社団検査員が60項目以上の項目で分析します。
【報告】
60項目以上の分析の結果、各教室の最適な取付方法を教育委員会様へ報告書として提出します。
施工者の取付方法と当社団の推奨内容に差異がある場合、教育委員会様は報告書から多角的に正しい施工内容を判定することが可能となり、手抜き工事や万が一の事故を未然に防ぐことが可能です。
- 壁面への取付工事
- 天井への取付工事
- 黒板への取付工事
- スライドレールへの取付工事
ステップ3:施工品質の見える化
施工後の安全検査
教育委員会様が指示した施工方法で実施した内容が正しいか、実際に当社団検査員が教室までお伺いして検査を実施します。常設型プロジェクタは固定して利用するため、施工品質が悪い場合、黒板への投影が歪んでしまい授業に支障を与える、落下等による危険性が高まり子ども達に与える等の影響が大きいです。
施工業者の取付工事の品質が安全になっているかを1700教室以上に導入されている当社団の安全基準にて判定します。
取付の強度を判定する検査員
※当社団では施工取付のご依頼は請けておりません。検査、保証に特化することで、教育委員会様に第三者的視点での知識提供を実施することで「正しい判断」をして頂くことに注力しております。
ステップ4:施工品質の見える化
定期的な安全検査
教室に設置された常設型プロジェクタを定期的に当社団検査員が検査する仕組みです。現場の先生方から「施工時はいいけど、子ども達が教室で遊ぶとどうしてもプロジェクタに物がぶつかったりした際に安全かどうか分からない。。」というお声を頂いて生まれたサービスです。
施工後、年数が経つと経年劣化によるネジの緩みは避けることができず、落下の危険性を伴い子ども達の学習環境を脅かします。また物がプロジェクタ等にぶつかった場合、投影面に歪みが発生してしまい、授業に影響を与えることもよく見られる事例です。定期的に施工品質が保たれているか検査を実施することで安全な教室環境を守ります。
経年劣化による歪みを確認する検査員